先日、あるサッカー指導者から、とても興味深い話を聞きました。
彼は、5年ほど前から子どもたちへサッカーを教えています。「選手たちを上達させたい」、「もっと強いチームを作りたい」という情熱に燃える彼は、寝る間を惜しんでは新しい指導法を学ぶ日々を過ごしていました。
しかし、彼には長年悩み続けていることがあります。それは、同じだけの時間、同じ内容の練習をさせても、どうしても上手くなる選手となかなか上手くならない選手が出来てしまうこと。
なぜ、同じように指導をしているのに、できる選手とできない選手に分かれてしまうのか?彼は、その理由が分からずにいました。
もしかすると、あなたにも心当たりがあるかもしれません。
実際、教えられたことが上手くできない選手は、どこのチームにもいます。あなたも、そんな選手を見て、「何とかできるようにしてあげたい」とあの手この手で指導をしているはずです。
でも、不思議に思いませんか?
なぜ、練習の条件は変わらないのに、上達に大きな差が生まれるのでしょうか?
ある指導者は、「運動センスの違いではないか?」と考えます。また、別の指導者は、「サッカーの才能ではないか?」と考えます。
どちらも少しくらいは影響するかもしれません。でも実は、現代の子どもには、上達の差を生むもっと大きな問題があるんです。それは…、
あなたもよくご存じのとおり、今の子どもを取り巻く環境は、ひと昔前とは大きく変わりました。
たとえば、子どもたちの遊び。
私たちが子どものころは、公園でボール遊びをする子どもをよく見かけましたが、今では多くの公園が「ボール遊び禁止」です。また、木登りや川遊びなどをする場所も、ほとんどありません。
つまり、今の子どもたちは、家の中でゲームをして遊ぶ時間が増え、普段の遊びの中で身体を動かすことが減ってしまったのです。
その結果、現代の子どもは、「身体能力の低下」が大きな問題になっているのですが…、
別のサッカーの指導者から聞いた、こんな話があります。
彼が、1対1のディフェンスの姿勢を導していたとき、子どもたちが、信じられないような反応を見せたのです。
それは、彼が子どもたちに「腰を落とせ」と声をかけたときに起こりました。
ご説明するまでもありませんが、「腰を落とす」とはディフェンスの基本的な姿勢で、お尻を落とし、中腰のようになる姿勢のことです。
しかし、子どもたちが作った姿勢は、彼のイメージしたものとはまったく違うものでした。なんと、前屈をするように腰を折る姿勢を作ったのです。
“今の子どもは、左のような姿勢ではなく、右の姿勢を作ってしまいます”
「腰を落とせ」という説明では伝わらなかったのだろうと考えた彼は、子どもたちに腰を落とした姿勢のお手本を見せました。
しかし、驚くことに、彼がお手本を見せても、子どもたちは腰を落とす姿勢を作れなかったのです。
今お話したような、基本的な姿勢が取れないことも、現代の子どもたちの身体能力が低下したことの影響と言えます。
つまり、あなたが熱心に指導してもなかなか上手くならない選手は、技術力が低いのではなく、そもそもサッカーをするための基本的な動作ができていない可能性が高いのです。
そして、この「基本的な動作=自分のイメージどおりに身体を動かせる能力」は、運動センスや才能よりも、大きな上達の差を生みだします。
少し考えてみてください。たとえば、
・身体や関節の硬い選手と、柔らかい選手
・足だけでボールを扱う選手と、全身を使ってボールを扱える選手
・ドリブルで肩の力が入ってしまう選手と、肩の力が抜けている選手
など、どちらが早く色々な技術を習得できるでしょうか?同じだけの時間、同じ内容の練習をしたとしても、上手く身体を動かせる子どもの方が早く習得できることは、すぐにわかると思います。
ど、どちらが早く色々な技術を習得できるでしょうか?同じだけの時間、同じ内容の練習をしたとしても、上手く身体を動かせる子どもの方が早く習得できることは、すぐにわかると思います。上手い選手とそうでない選手の差は、センスや才能、技術力の差ではなく、「上手く身体を動かせるかどうか」が最大の原因であることは、ここまでお話したとおりです。
しかし、「上手く身体を使う」と言われても、何だか抽象的で、いまいちイメージしづらいと思いませんか?
実際、選手たちに「身体を上手く使え!」と教えたとしても、ほとんど全員の選手が、「身体を上手く使うって、いったいどうすればいいの?」と感じると思います。
でも、ご安心ください。なぜなら今回…、コーチとトレーナーの両方の経験をもとに、「身体を上手に動かす」という、これまでにない観点から独自の指導メソッドを確立。運動が苦手な子どもでさえ短期間で上達させる優れた指導手腕は、多くのサッカー指導者から高く評価されている。現在では、幼稚園から大学まで、各世代の強豪校やプロ選手の指導に携わりながら、短期スクールや講習会なども精力的に行っている。
衣装協力 Chapeu
【DVD】
重心移動アナライズ
弊社では今年の4月、鬼木コーチによる「重心移動アナライズ」という教材をリリースしました。
リリース直後から、たいへん大きな反響をいただき、サッカー指導者や保護者の方から、たくさんの喜びの声が寄せられました。
そんな鬼木コーチに、今回は、「どのようにして身体動作をサッカーに結び付けるのか?」ということを教えてもらえることになりました。
具体的に、どんなことを教えてもらったのか?ここで、少しだけお話しましょう…
たとえば、ヘディング練習で考えてみましょう。
一般的にヘディングを教えるときは、「上半身を使え!」のように指導することが多いと思います。
しかし、身体が上手く使えない選手は、どうしても首の勢いだけでヘディングをしてしまいます。
では、このような選手には、どんな指導をすればいいのか?
鬼木コーチは、まず、「自分が上手にボールを扱える範囲を知ること」が大事であると言います。
これは、「大きな浮き輪」をイメージするとわかりやすいでしょう。
大きな浮き輪をしている姿を上から見ると、自分の身体を中心に外側に大きな円、内側に小さな円がありますよね。
“ドーナツの形に身体を上手く使うヒントがあります”
外側の円に飛んできたボールをヘディングしようとすると、身体はどうなるでしょうか?
腰を折るようにして遠くのボールへ頭を合わせる形になりますので、どうしてもバランスは崩れてしまいます。当然、ボールを上手く扱うことはできません。
では次に、一番内側の円、つまり、頭の真上でヘディングしようとすると、どうなるでしょうか?
差し込まれた状態でヘディングしなければならないので、上手くボールにミートできませんよね。ボールに力が伝わらないだけでなく、狙った方向へボールを飛ばすのも難しいでしょう。
つまり、ボールが身体から遠すぎても、また逆に近すぎても、上半身を使ってヘディングすることは難しくなるのです。
大事なことは、「移動(歩いたり、走ったり)した時に勝手に次の足が出てきてくれる距離を知ること」。遠すぎず、近すぎず、足がスッと出る距離でボールを扱うことで、上半身を使った狙いどおりの方向へ飛ばせるヘディングができるようになるのです。次に、「ボールコントロール」を例に、身体のよく動く子どもとそうでない子どもの違いを見てみましょう。
子どもにボールコントロールを教えるとき、サッカーコーチはよく、「ボールを良いところに置きなさい」と教えます。
ボールを上手くコントロールするために良いところに置く。一見すると、当たり前のことのように思えまnす。
しかし、身体のよく動く子どもとそうでない子どもに同じことを教えたとしても、ここで差が生まれてしまいます。
身体の使い方の習熟度が低い子どもの場合は、そもそもボールを良いところに置くこと自体を
難しいと感じます。
なぜなら、身体を上手に動かせないので、ボールコントロールをするにしても、足とボールという「面の関係」にしかなっていないから。
“足とボールが面の関係になっています。これでは上手くボールを扱えません”
この状態で、ボールを置きにいこうとすると、どうしても片足立ちになってしまいます。その結果、身体はワンテンポ遅れてしまい、スムーズにボールを扱うことができません。
では、上手くボールをコントロールするには、どうすればいいのか?
答えは、ただ蹴りやすい場所にボールを置こうとせずに、自分が蹴りやすいところに移動することが
必要になります。
“移動の延長線上でボールを扱うイメージを持つことが大切です”
これは、足先のテクニックばかりを練習している子どもには、なかなかできない動作であると言えます。なぜなら、ボールを扱っている身体そのものを上手く扱えていないからです。
大事なことは、蹴りやすいところに身体が移動する過程で、ボールが扱いやすいところに置かれているということ。
つまり、「移動の延長線上でボールを扱うイメージ」で身体を動かすことがポイントになるんです。
今お話したのは、「ボールを良いところに置くこと」ですが、他にも、走るときの加速や減速の動作、方向転換、1対1で相手を抜くドリブルなど、あらゆるプレーの質は、「どれだけ身体がよく動くか」で決まると、鬼木コーチは言います。
だからこそ、子どもを早く上達させたいと思うならチームの練習だけでなく、「よく動く身体を作る習慣」を身につけさせることが重要になるのですが…、プロサッカー選手や上手い選手は、いったいどんなことを毎日の習慣にしているのでしょうか?
その答えを知り、子どもに教えることができれば、遠まわりをせず一直線に子どもを上達させられると思いませんか?
そこで今回、サッカーが上手くなるための身体の使い方を身につける方法を鬼木コーチに教えてもらい、4枚のDVDに収録したものを、あなたにお渡しいたします。
このDVDは、
・子どもが上手くなるサポートをしてあげたい
・チームの練習についていけるようにしたい
・もっと、サッカーを好きになって欲しい
・「運動神経が良い」と言われる選手の動きを身につけさせたい
・レギュラーになって欲しい
など、こう思われている方のためのものです。
もし、あなたが真剣に子どもの上達を願っているのなら、ぜひ、今回のDVDでサッカーが上手くなる身体の使い方を教えてあげてください。
もし、こう思われたとしても、ご安心ください。
今回、鬼木コーチから教わったエクササイズは、サッカー経験のないお父さん、お母さんでもすぐに教えることができます。なぜなら、ドリブルやパスなどのサッカーの難しい技術ではなく、「サッカーが上手くなるための身体の使い方」だから。
ですので、安心して子どもに教えてあげてください。
そうすれば、子どもはもっとサッカーを大好きになるだけでなく、
・ぐんぐん上達できる身体に変わる
・リフティングを何十回も続けられる
・真っすぐ、スムーズにドリブルができる
・素早く方向転換できるようになる
・抜群のボールコントロール力が身につ
・たとえ今ベンチの選手でも、短期間でスタメンの選手からポジションを奪える
・チームメイトや監督に頼られる選手になる
など、今まで以上に活躍する姿をあなたに見せてくれるはずです。
では、今回のDVDには、具体的にどんな内容が収録されているのか?
DVD収録内容の一部をご紹介すると…"ふだんの練習を何倍も効果的なものにするエクササイズをご紹介します"
"上半身のスムーズな動きにフォーカスした効果的なエクササイズです"
"試合に近い実戦的な練習をしながら、理想的な身体の使い方を習得します"
"鬼木コーチは、どのようにサッカーを見ているのか?くわしく解説します"
M.A様
年齢:49歳、指導歴:3年、お子様:中学1年
①前作、本作を見て、経験上、感覚としてある程度分かっていたものの、具体的な指導ができないことにジレンマを感じていたことの答えがやっと出たという気持ちです。サッカーのハウツー本だけでなく、身体操作に関わる古武術や武道を調べる中で、作者の著書「重心移動だけでサッカーは10倍うまくなる」も購入していましたが、前作、本作DVDを視聴すると理解が格段に深まるとともに、全く新しい内容が盛沢山です。中でも
・胸(みぞおち)の部分の伸び縮みと呼吸を組み合わせた身体の動かし方。特に息を吸い、身体を伸ばすことを意識することは発想にありませんでした。
・身体の反対側(背中)を意識して、減速し止まることをやってみると疲れ方が少ないように感じるとともに止まりやすかった。
・ボールに合わせて歩くようにキックをすることは、幼少期から指導すべきだと思います。二軸理論等もありますが、具体的でわかりやすい指導方法は初めてです。
・このDVDにより、今までの指導方法であれば芽が出なかった子供達の可能性を広げ、日本サッカーの裾野が広がると思います。
②
・身体の使い方はやはり、呼吸、目線(ぼんやり見ること)が重要であることを再認識しました。
特に1対1の際のベクトルを向ける方向についての指導は的確な指導方法だと思います。
③
・「スキマ」と「パワーポジション」の違いを教えて頂ければと思います。使い分けが必要かどうか教えて頂きたい。
・伸び、縮みの動きがポイントになりますが、予備動作が大きいと動きを相手に予測されてしまう。次のステップとなると思いますが、予備動作のない古武術家の甲野善紀先生の「膝抜き」等と併せて指導法を考えていただけるのもありと思います。
④
・連続した動きが苦手(コーディネーションが上手くいかない)な子供たちへ
・運動能力が周囲に比べて劣っているとは思えないのに、子供達のプレー中の動きに何か違和感を感じている指導者、保護者の方々へ
・試合の中盤、終盤にスタミナが切れてしまうプレーヤーへ。疲れにくい効率的な身体の動かし方が学べます。
・怪我をしやすいプレーヤーへ。前ももや膝に頼らない身体の動かし方を学べます。
S.I様
年齢:45歳、指導歴:5年、お子様:小学6年、4年
身体は全て連動している点 走り出すときは上半身から
動きだし、止まる時も足だけで止まらないという点。一番印象に残った事は、股関節の使い方、前後ではなく
上下に使うという点。動画を見ての気づきは私自身が体は連動しているという事を
全く理解せず子供たちと接してしまっていたんだという事。今回のDVDは成長過程で体の変化や、痛み等で悩んでいる
子供を持つ親御さんにお勧めしたいです。
T.K様
年齢:41歳、指導歴:5年、お子様:小学5年、中学2年
ドリブルが苦手な選手に対する指導で、「ボールを触る」、「自分の体をつけていこう」という声がけをしていますが、具体的な方法の指導が出来ていませんでした。ボールの方向は変わっているが、自分の方向は変わっていないという、上半身を含めた体全体を見るアドバイスの仕方は勉強になりました。
守備の時に、ボールを見ていても奪えないから近づいて、ボールを奪おうと指導しています。でも、実際の試合では足で取りに行って抜かれる場面が多く発生していました。“奪っているときは相手と同じ方向になっていることが多い ”という視点で、選手にもう一度守備から指導してみたいと思います。
ボールコントロールで、置きに行こうとすることで結果置けてないんじゃないかというコメントがDVDにありました。はっとした場面でした。次のプレーの処理が出来る所に、結果自分の体が移動していれば良い。変に置きに行くんじゃなくて、自分が扱いやすいところに自分が動けば良いという視点は新鮮でした。
コントロールが苦手な選手に試してみたいと思います。
特にDVDで紹介した「パスコンとリセット」の部分が印象に残っています。
テニスやバレーボールなど他の競技では部活レベルで教わるリセットの感覚が、サッカーでは上手い選手しか出来ていない。という部分が一番印象に残りました。他の競技を見て、サッカーの場合は?と考えられる視点を持ちたいと思いました。
DISK4守備の説明で、奪うと取り合いの説明が分かりやすかったです。奪うという事は相手と体の方向が同じになることなど、小学生も理解しやすいと思いましたので、守備の指導に生かしたいと思います。
DISK2ひっぱりから片足スクワット、動き出しの説明で気づきがありました。
チームでもラダーを使って、膝をロックして地面を蹴るという指導をしていました。内側から止まる。外側の足はあくまでつっかえ棒の役割という説明は、新たな気づきになりました。ラダーで一生懸命に下半身で何とかしようと練習していましたが、上半身やお尻を上手く使って、動き出しを行う練習に切替えて行きたいと思います。
このDVDは、サッカーが大好きで一生懸命練習しているけど、試合で活躍できない選手。リフティングなどは凄く出来るけど、試合で上手くいかない選手にお勧めしたいです。ボール扱いを手邸的に向上させて、ボールを扱おうと一生懸命になるのではなく、発想を変えて、自分の次のプレーがしやすい所に自分が移動するという、体の動かし方に意識を向けて練習したら変わってくるのかな?と感じました。
森下 徳顕様
年齢:41歳、指導歴:22年、お子様:小学3年
動画を観て、一番印象を受けたことは タイトルにもある「重心移動」のために、何をやるにしても常日ごろから「姿勢」と「呼吸」とその『意識』の大切さ! の印象を受けました。
私自身も姿勢があまり良くなく、(だからこそ)やはり我が息子も当然姿勢が悪く とてもとても気になっていたところ、鬼木氏の
「背中が丸まりがちな子は、そもそも背中に刺激がはいっていない!」
というセリフに とても強い気付きをもらいまいた。
最近の日本では、大人から子どもまでパソコンや携帯・ゲームの影響で姿勢が問題になっていますが、現在(2017年9月)私がJICAボランティアで活動しています、途上国のここ南米のボリビアでも都会のスクレ市(憲法上の首都)の子ども達は日本と同様に姿勢の悪さが気になります!(やはり、ゲーム・パソコンの影響大!!)そこで、この重心アナライズは 姿勢・呼吸・刺激・意識等々子ども達のサッカー指導に必要な事ばかりと気付きをもらいあらためて勉強になりました。 「ひっぱり」や「すきま」、「ニョキニョキ」、「のびて、減速~」という独自の表現方法が選手や指導者に分かりやすく、共通のイメージにつながるとも感じました。
Disc4でのボールをコントロールする際の例えとしてスペイン語のDominar(ドミナール):支配する はまさにここボリビアでも多用する言葉です。それ以外にもキック時の立ち足のイメージで各国の例えは(アメリカ:足をプレースしなさい(置きなさい)、ドイツ:立ち足をそえる、イタリア:足を置く、スペイン:蹴りやすいところに足を置く、日本:なぜか、軸足を踏み込む!)とても違いがわかり選手だけでなく指導者も新たな気付きに繋がると思いました。
動画の中でも鬼木氏が行っていましたが、意識の高い中高生が全体アップの前の個人のルーティーンとして取り入れるととてもベストかと思います。
K.M様
年齢:30歳、指導歴:5年、お子様:中学生
今回のDVDで、実戦での鬼木理論の活かし方がよくわかりました。
前作の内容を自分自身でも体感し、チームにも導入し、一定の効果を得ていたつもりでしたが、今回のDVDで、その指導の曖昧だった部分が払拭されました。
例えば、スキマを駆け引きの中でどう作るのか。そういった、基礎的な部分まで、解説してあるので、より、確実な形でチームに浸透させることができそうです。
また、動きの形に注目して、指導をすることが多かったのですが、呼吸を意識する
ことで、自然に体を使えるようにするなど、指導者として見えていなかった部分まで、
意識がいくようになりました。実は、個人的に最も得たものが大きかったのは
最後のディスクでした。集団で一斉に指導をしていると、練習を重ねても、
うまくいかない選手がいます。そういった選手に対しての言葉の選び方、良いプレー、
あるいは、こちらの期待するプレーの感覚をどのように伝えるのかが、わかりました。
足がどこから生えているのか、サッカーの移動をどう捉えるか、ということが、自分
自身の中でも変化しました。
熱心に指導してきて、一定の成果は上がってきたのに
どうしてもうまくならない選手がいる、あるいは、チームのサッカーに壁を感じている
指導者の方にオススメしたい内容でした。
N.K様
年齢:25歳、指導歴:7年
私は少年サッカーの指導に関わらせていただいています。体が思うように動かない選手、1対1で軽くてすぐ抜かれる選手、キックが飛ばない選手、ドリブルが苦手な選手をたくさん見てきました。どのような指導、トレーニングをすれば改善するのか悩んでいました。できる選手とできない選手の違いを明確に理解できていませんでした。皆さまもお子様に対して、指導者として、プレイヤーとして、同じような悩みを持った方が多いと思います。このDVDはその悩みを解決してくれる、改善できるトレーニングをロジカルに指導できているので、選手たちにも分かりやすく伝わり、すぐに改善できると感じました。とくに、人間の体のメカニズムを知ることで、こんな気づきや発想があるのかと驚かされました。当たり前のことを当たり前にできていない現実を知らさせれました。ここで紹介されている内容は、練習のはじめにできるメニューや自宅でできるメニュー、ひとりで行なえるメニューが多いです。私もすぐに一部を取り入れました。練習はじめのランニング→ストレッチ→基礎練習でこのメニューを入れれば、子どもたちの変化は間違いないと思います。
Y.S様
年齢:38歳、指導歴:7年、お子様:小6・2年
今回のDVDで参考になったのは、上半身と下半身の連動、そのための準備運動や意識です。実際にグランドで体を動かすと、うまくできなかった動きの原因がわかりました。特に呼吸によるスピードコントロールとターンを知ると、早く滑らかでキレのある動きができるようになり、格段にプレーのスピードが上がりました。また体に無理な力が働かなくなったので、疲労やケガを減らすことにつながっていくと思います。サッカー選手に必要とされる「身体を扱う技術」を身に付けるきっかけになりました。ここに紹介される「身体を扱う技術」を意識すれば、今まで単純で退屈(笑)と感じていたトレーニング(アジリティやシャトルランニング等)に、より前向きに取り組んでいくことができるでしょう。
M.W様
年齢:35歳、指導歴:13年、お子様:中学生
私は、中学生を長年指導してきて、常々疑問に思っていたことがあります。
それは、何かというと、選手により肩に力が入りすぎていて、動作がぎこちない選手と上手に肩の力が抜けて動作がスムーズな選手がいて、この違いはどこから来るのだろうかという疑問です。
自分なりに、この疑問を解決しようと、たくさんのチームの指導者の方から学ばせていただいたり、トレーニングを参考にさせていただいたりしながらトレーニングを改良し取り組んできました。
なぜ、上手いといわれる選手の動作は肩の力が抜けてスムーズなのか、そのような選手を育てるためにはどうすれば良いのか、様々な方から学ばせていただき、自チームの選手に育成に役立たせていただいてきました。
そして、それらをきちんと理論立てて整理したいと考えていたところ、今回、鬼木さんのDVDの第2弾に出会うことができました。
このDVDの内容は、ここ数年自分が取り組んできたことを再確認させてくれると共に、長年の私の疑問に答えてくれるものでした。
鬼木さんの書籍などにもすでに書かれていますが、重心移動のコツが映像を用いることと、連動した詳しい解説とでより分かりやすく示してくれています。
「ニョキ」の感覚や「ドーナツ」の概念などが、映像と解説を見ることにより、詳しく理解することができます。
また、第2弾はサッカーの動作に特化した体の力を抜く呼吸の方法や、重心移動を定着させる具体的なトレーニングの方法を、詳しい解説付きで紹介してくださっているので、すぐに選手への指導に使うことができます。
「上手い選手は、良い意味で頑張りすぎない。」これは、肩に力が入りすぎていなくて、上半身がリラックスしているという意味ですが、この体勢をつくることにより、視野も広くなり、試合の状況を観ることができます。
ネイマールのプレーなどを見ていると正にそのような状態になっていると気付かされます。
そのような体の使い方ができる選手を育成年代から育てていくことは、私たち指導者の指名であると思います。そのためのステップをこのDVDは明確に示してくれています。
先に足を移動させるのではなく、自分の身体を先に運んでからボールを扱う。自分のドーナツの中にボールがあればプレーを臨機応変に変えられる
次の足を出し続けて、片足立ちの時間を短くする。
これだけを意識するだけでも、自分の指導と選手のプレーが大きく変わってくる気がします。
選手の動作やボールを扱う技術の差が生じることに疑問を持たれている方、良い意味で頑張りすぎない選手(自分の運動エネルギーを適切にボールに与えることができる選手)を育てたい方は、是非、このDVDを手に取って頂くことをオススメします。
「興味はあるけれど、本当に上達できるの?」
「おなじように実践できるかわからないし、不安だな…」
もし、こう思われたとしても、ご安心ください。
今回のDVDには、「返金保証」をお付けいたします。
DVDの内容にご満足いただけない場合には、商品到着後90日以内にご連絡ください。
何度ご覧いただいたあとでも理由を問わず、手数料735円を差し引いた金額をご返金させていただきます。
ですので、90日間、じっくりとDVDをご覧いただき、あなたの買い物が正しかったかどうかをご判断ください。
これは、教材のクオリティに本当に自身があるからできるお約束です。